沖縄県から来た南城市の古謝市長、北中城村の新垣村長、東村の比嘉教育長の一行がプルマン市長を表敬訪問した。グレン・ジョンソン市長は、一行から友好の証として、沖縄の伝統的な工芸品である漆器の皿を受け取った。その皿は、沖縄県の市町村とプルマン市およびワシントン州立大学との間でこのほど結ばれた提携協約を記念するものである。
通訳を務めたのは琉米歴史研究会の喜舎場理事長であり、一行はワシントン州立大学の語学研修施設(インターネットを活用して沖縄県のこどもたちに英語の授業を行っている)を視察した。同大学のエルソン・フロイド学長は喜舎場氏の提案したDeveloping Okinawa Though Education program (『教育を通しての沖縄県の発展プログラム』、通称『DOTEプログラム』)に理解を示し、その実現をめざして、WSUと沖縄県との間で、一年程前に覚え書きを交わしていた。
このプログラムを受講して英語を学んだ子どもたちは、何年か先に直接ワシントン州立大学に入学し、英語の必修科目を履修する必要もなく大学生として勉強を始められるだろうと喜舎場理事長は目論んでいる。同理事長は、今後末永くプルマン市とワシントン州立大学との提携が続くよう期待していると述べた。
<2013.4 ワシントン州プルマンの地元新聞記事>
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