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北中城村「DOTEプログラム」講座会見

北中城村が子ども英語講座
NHK「NHKニュースおはよう沖縄」2013年2月12日 放送



photo英語力 双方向でアップ

北中城と米ネット講座
小中生「話すの楽しい」

【北中城】村と米ワシントン州立大学、NPO法人琉米歴史研究会の3者は、インターネットで米国とリアルタイムで結び、村内の小中学生の英語力を向上させる講座「DOTEプログラム」を12月から始めている 。

 19日、講座が開かれている村内の施設「あやかりの杜」で会見があり、新垣邦男村長は「私たちの小さな村の資源は人材だ。島を出る時に最初から海外を目指すような、国際社会で通用する人材を育成したい」と話した。この日は南城市の古謝景春市長や教育委員会が中学生クラスの講座の様子を視察した。

 3者は昨年4月、プログラム実施のための協定を結び、講座は12月1日に始まった。週2回、小学生と中学生それぞれ約10人の2クラスがある。ワシントン大で語学留学する学生用の授業「ESL」(第2外国語としての英語習得)で教える講師たちが双方向のウェブカメラを使って、授業を展開。他国の若者に英語を教えてきた経験を生かして指導し、子どもたちが米国の大学に入学できる英語力を習得できることを目標に掲げている。

 島袋小学校6年の桃原世那さん(12)は「テレビ画面を使って、アメリカと直接話ができるのが面白い。少しずつ分かってきてとても楽しい」と笑顔。同小6年の金城庄耶君は「もっと分かって、外国人とたくさん話がしたい」と話した。

 村は約320万円の事業費に一括交付金を充てた。生徒は1回あたり500円の授業料を支払う。新垣村長は「将来的に独自の留学制度も整備したい」と意欲を示した。


<2013.1.22 沖縄タイムス>

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ディスプレイ画面とウェブカメラを使って、ワシントン州にいる講師からリアルタイムで授業をうける=北中城村喜舎場・あやかりの杜

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ワシントン州にいる講師の授業を真剣な表情で受ける中学生たち

photo米大学とネット授業

一括交付金で人材育成
小中学生が英語学習

【北中城】北中城村(新垣邦男村長)は米ワシントン州立大学と連携し、インターネット回線で映像・音声を米国と結び、村内の児童・生徒が同大学の講師から授業を受ける「DOTEプログラム」を昨年から始めている。プログラムを企画・運営するNPO法人琉米歴史研究会によると、インターネットを使った同大学との英語講座は国内初で、村は本格的な英語教育による人材育成に期待を寄せている。

 北中城村のあやかりの杜に週2回、小学生と中学生それぞれ10人ほどが集まり、同大学の留学生向けの語学授業「ESL」(第2言語としての英語教育)の講師らと双方向で会話し、授業を受けている。

 テレビ会議システムが活用され、2台のモニターのうち1台には講師と助手が、もう1台には講師のノートや書類が写る。教室の声は米国側に届く。

 村は同大学と琉米歴史研究会との3者で2012年4月に講座のための協定を結んでおり、予算には一括交付金を充てる予定。

 19日、講座を視察した新垣村長は「村の資源は人材だ。国際社会で通用する人材を育成し、村職員など大人にも広げていきたい」と継続に意欲を示した。

 この日は導入を検討する古謝景春南城市長が視察したほか、東村も興味を示している。



<2013.1.27 琉球新報>

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IT技術を活用し、ワシントン州立大学の講師から直接英語の指導を受ける生徒ら=19日、北中城村のあやかりの杜

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