県内市町村海外短期留学実行委員会の派遣事業でそれぞれ留学を経験した安里力さん＝北中城村出身、当時大学１年＝がセントジョーンズ大学（米国ミネソタ州）に、照喜名流風（るか）さん＝大宜味村出身、同高校３年＝がセントベネディクト大学（同）に合格した。

実行委員会は北中城、大宜味、南城、中城、伊平屋、東の６市村で構成。
2007年に始まった同事業による留学経験者の米国内大学合格は初めて。

派遣事業を運営するＮＰＯ法人琉米歴史研究会が２人を大学に推薦した。８月に入学式がある。３月１０日、北中城村立中央公民館で合格通知伝達式があり、家族や関係者らが祝福に駆け付けた。安里さんと照喜名さんは合格証を受け取り、日本語と英語で抱負を述べた。

新垣邦男北中城村長は「現地での不安もあると思うが、しっかり頑張ってこれからの人材育成のためにも貢献できるよう期待している」と激励した。