ニュース&トピックス

  史学者として受賞経歴があり、日露の歴史におけるエキスパート
ジョージ・ファイファー講演会
INVITATION TO GEORGE FEIFER TALK ON OKINAWA !!



演説題目
Topics
1.日本遠征: ペリー提督、老中安部正弘と米国帝国主義
1.Breaking Open Japan: Commodore Perry, Lord Abe and American Expansionism in 1853
2.1853年の米国帝国主義と現今の出来事との類似点
2.The Parallels between American Expansionism in 1853 and the Events of Today
3.沖縄戦争
3.The Battle of Okinawa 1945
日程
Schedule
6月20日(日)13時より15時30分 場所:北中城村公民館(地図)
KitaNakagusuku Kominkan - June 20 - 1p.m.-3:30p.m.
6月22日(火)13時より15時30分 場所:県立博物館・美術館(地図)
Prefecutural Museum and Art Museum - June 22 - 1p.m.- 3:30p.m.
主催 NPO法人 琉米歴史研究会
協力 沖縄県立博物館・美術館 / 北中城村
お問合せ 琉米歴史研究会 TEL/090-9785-3370

GEORGE FEIFER-BIO

resume G. Feifer.rtf(74KB)
The Girl From Petrovka.doc(106KB)


米帝国主義に警鐘 作家・ファイファーさん
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【米コネチカット=与那嶺路代本紙特派員】米国の著名な作家で沖縄戦に関する著書もあるジョージ・ファイファーさんが今月中旬に来県し、20、22の両日、NPO法人琉米歴史研究会の主催で講演会を開く。

ファイファーさんは米国の帝国主義に警鐘を鳴らしている一人。
「米軍は地域を守っていると言うが、沖縄は世界のどこからも敵視されていない。脅威と呼ばれるものはすべて米国の敵だ。米国は無知に気付かず、誤った方向へ進んでいる」と、軍事力依存の米国の将来を案じている。

ファイファーさんは米ハーバード大を成績優秀者の上位5人に選ばれて卒業。ロシアと日本の歴史の専門家で、史学者としての受賞歴がある。

沖縄の歴史に興味を持ったのは約30年前。
隣人の元海兵隊から聞いた沖縄戦だった。
1945年5月中旬、シュガーローフ(那覇市新都心)で繰り広げられた日米両軍の激戦での悲惨な経験を知り、沖縄戦に関心を持ったファイファーさんは、関連書籍を探した。
だが、米国にあるのは、どれも米軍を英雄と称賛したものばかりだった。
「本当の戦争はこんなはずじゃない」。
真実への追求をあきらめきれず85年、初めて沖縄を訪問。
その後も沖縄に通い、丹念な取材を終えて執筆したのが『沖縄戦』(92年、初版『天王山』)だ。
米国が世界一の軍事力を保持する理由を「怖がりだから」とファイファーさんは端的に指摘。
「これほどの軍事力を持ちながら、米国はまだ怖がっている。
その恐怖の裏返しとして、米国は兵器に頼っている」と説明する。

沖縄から米軍基地がなくなることは「不可能ではない」と断言。
「すべての鍵は教育にある。沖縄はもっと国際化に関心を持つべきだ。軍事力にどんな利益があるのか、より良い社会とは何なのか、沖縄の事例を世界に発信することができる」と力を込める。

ファイファーさんの講演会は、20日に北中城村公民館、22日に那覇市の県立博物館・美術館で、それぞれ午後1時から開かれる。演目は「1853年の米国帝国主義と現今の出来事との類似点」など。詳細は琉米歴史研究会のホームページに掲載されている。


<2010.6.14 琉球新報>



米「沖縄の気持ち学ぶ」 ファイファー氏 20、22日講演
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米国の著名な作家で、沖縄の住民被害に着目した沖縄戦の本を著したジョージ・ファイファーさんが18日来県し、那覇市のパシフィックホテル沖縄で報道機関のインタビューに答えた。

在沖米軍基地について「米国人の多くは沖縄を守ってあげていると誤解している。
だが普天間問題で鳩山由紀夫首相が辞任したニュースに触れ『なぜ』と思い、沖縄の気持ちを学び始めている」と強調、沖縄の基地問題を学ぶ機会が増えたと指摘した。

米国が外国に軍隊を駐留させ、軍事力による解決に頼る政治を続けていることを憂い「米国の教育や倫理、生活など多くの分野で米国民に悪影響を与えている」とし「在沖米軍基地も含め外国の基地はなくすべきだ」と主張した。
その上で「沖縄の基地問題は必ず解決できる」と強調。その方法として県民が基地をなくしてほしいと主張し続けることや、世界的視野を持ち経済や教育など多くの分野で国際的競争の機会を増やしていくこと―を挙げた。

オバマ政権の軍事政策については「軍事力増強路線を主張する勢力がブッシュ時代にあまりにも大きくなり、その勢力の影響力がまだ強いので、オバマは軍事力に頼る政治を『チェンジ』できないでいる」と説明した。

ファイファー氏は20日に北中城村中央公民館、22日に那覇市の県立博物館・美術館で、それぞれ午後1時から講演する。入場無料。


<2010.6.19 琉球新報>





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